もうすぐバレンタインデーですね!
街のあちこちでチョコレートを見かけるようになると、バレンタインが近くなってきたと感じられます。
そんな街のお店で売っているチョコレートもきれいで美味しいですが、今年こそ自分でかわいい&映えるチョコレートを作ってみたい!という方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するレシピは、自分でとにかくかわいい手作りチョコレートを作りたい!という方のために、見た目がとってもキュートで、食べてもとても美味しい「チョコポップ」をご紹介したいと思います。
「チョコポップ」は、ベースをスポンジケーキ&クリームチーズで作る「ケーキポップス」の中身をガナッシュに変更したものです。
ケーキポップスだとチョコレートは表面のコーティングの部分だけになってしまいますが、チョコポップはガナッシュをベースとしているので、表面はパリッとしたチョコレート、中身は柔らかい口どけのよいガナッシュと食感の違う2種類のチョコレートを楽しむことができます。
少し難しいところもありますが、チョコレート作り初めての方でも最後まで作れるように紹介しておりますので、ぜひ、「ガナッシュ入りチョコポップ」を作ってみてください!
目次
ガナッシュ入りチョコポップ【難易度★★★★/調理時間1時間30分】
〜材料(ガナッシュ入りチョコポップ)〜
〜チョコポップの材料(45個分)〜
・スィートチョコレート 400g
・生クリーム 200g
・水飴 100g
・パータグラッセ 各150g
・ココアパウダー 適量
・アラザン、カラースプレーなど 適量
〜その他あったら便利なもの〜
・キャンディースティック
・ペーパークッション
・アイシング用しぼり袋
・スポンジブロック
・チョコカップ(アルミカップ)
・包装用袋
・ラッピングタイ
・箱
コーティング用チョコレート「パータグラッセ」について
今回コーティング用のチョコレートとして、「パータグラッセ」というチョコレートを使いました。
チョコレートをコーティング用に使用するときは、テンパリングという作業をしてから使用するのですが、この作業がなかなか大変!
慣れない人が行うと、ブルーム現象(高い温度にしたことにより、チョコレートに含まれているカカオバター表面に浮き出して、冷えて固まると白 く粉のように見える)が起こり、チョコレート本来の風味や食感が失われてしまいます。
パータグラッセはテンパリングをせずに、そのまま溶かしてすぐにコーティング用として使用できるので、時短にもなりブルーム現象の心配もありません。
富澤商店のようなお菓子食材を取り扱っているお店に置いてますので、今回のようなコーティング作業をするときはコーティング専用チョコレートの購入をおすすめします。
▷チョコポップを作るためのワンポイントアドバイス
・ガナッシュ作りは1人でもできますが、コーティング&トッピングのときは2人いると、とてもスムーズに作ることができます。
一緒に手伝ってくれる人がいるときは、ぜひ2人以上で作ってみてください。
・水飴を入れるとチョコレートと生クリームが乳化しやすくなります。
水飴なしでも作ることはできますが、その場合は分離しなように慎重に混ぜてください。
・コーティングしたチョコレートをお皿に置いて乾かす場合、直接置くとお皿にくっついて取れなくなります。クッキングシートやラップなどを敷いてから、その上に置くようにしてください。
・パータグラッセは7割ぐらい溶けたら湯煎から外して余熱で残りを完全に溶かしてください。
その後少し冷まして(30〜35℃で)使用するのがベストです。
冷めすぎるとどんどん固まっていくので、適温をキープするためにバットに40〜50℃ぐらいのお湯を入れて湯煎しておくと作業しやすいです。
(完全に固まってしまった場合は再度熱いお湯で湯煎して溶かしてください)
・コーティングしたチョコポップをスポンジブロックに刺して乾かすのですが、今回準備していた上のスポンジブロックが固くて差し込むのに苦戦しました(笑)最初に棒だけの状態で1/3ほど刺して、等間隔に穴を空けておけば後々楽に差し込むことができます。
▷おすすめトッピング・アレンジ
・アラザン(大きさや色が複数あるときれい)、カラースプレー、ハートや星型のシュガー、フランボワーズフレークなどをトッピングすると見た目も華やかでとてもかわいらしくなります。
セリアなどの100円ショップやスーパーなどどこでも売ってるので、いろいろ探してお気に入りのトッピングを使ってみてください。
・コーティング用のチョコレートが余ったときは、イチゴやバナナなどにつけてチョコフォンデュにしてしまえば、最後まできれいにチョコレートを使い切ることができますよ!
〜ガナッシュ入りチョコポップの作り方〜
ガナッシュの作り方
1.はじめにガナッシュを作っていきます。
ボウルが入る大きな鍋(フライパン)にお湯を沸かしておきます。
2.スィートチョコレートをボウルに入れ、湯煎で溶かします。
3.小鍋に水飴と生クリームを一緒に入れて火にかけます。
4.チョコレートが溶け出したら、泡立て器でゆっくりと混ぜます。
全体が溶けたら湯煎から外します。
5.水飴と生クリームは沸騰直前まで温めて火を止めます。
6.溶かしたチョコレートの中に全部入れます。
7.真ん中の部分だけをゆっくりと混ぜて、まとまってきたら徐々に広げていきます。
8.氷水で粗熱を取ります。
9.底だけが固まらないようにゴムベラを使って全体が均一になるようにしてください。
10.しぼり袋をセットします。
11.完成したガナッシュをしぼり袋に入れます。
12.上の部分をねじって中身が出ないようにしてから、口を引っ張りだします。
13.バットにラップを敷いて、15gずつ計量しながら絞っていきます。
14.冷蔵庫に15分ほど入れて冷やし固めます。※固くなりすぎると丸めにくいので、丸めれる程度の固さになるまで冷やします。
15.ガナッシュを丸める用に手袋をします。
16.ボウルにココアパウダーを入れておきます。
17.ほどよく固まったガナッシュを冷蔵庫から取り出して丸めていきます。
18.最後にココアパウダーを表面につけて丸めるとまとまりやすいです。
ここまでがガナッシュの作り方です。続いてチョコポップをコーティングして、アレンジしていきます!
チョコポップをアレンジ!
19.丸めたチョコレートをキャンディースティックに刺していきます。
20.全部刺したら冷凍庫で10分ほど冷やします。
21.パータグラッセ(コーティング用チョコレート)を用意します。
22.それぞれ湯煎で溶かします。
23.イチゴやアラザンなどのトッピングを準備しておきます。
24.ガナッシュをコーティングしていきます。
25.コーティングしたガナッシュはスポンジブロックに立てて乾かします。
26.お皿に逆さまに置いたものも作りました。
27.表面が乾く前にアラザンやカラースプレーでトッピングをします。
28.アイシング用しぼり袋にチョコレートを入れてトッピングに使います。
29.乾く前に素早くアラザンなどでトッピングを行います。
30.スポンジブロックに刺して表面が完全に乾けば完成です!
31.クッションペーパーを入れたグラスに盛り付けたり、
32.キャンディースティックなしのものは箱に入れてみたり、
33.ひとつひとつ個包装してみたり、
34.イチゴと一緒にプレートに飾ってみたり、といろいろな楽しみかたができますよ!
〜スタッフの感想〜
・作っている途中、チョコレートが思ったより早く固まったり段取りが上手く行かなくてワタワタしてしまうこともありましたが、最終的にはそれぞれ個性のあるキュートなチョコポップに仕上げることができました!
最終的なトッピングのイメージを前もって3〜4パターン考えておけば、あとは黒、白、ピンクのチョコレートでバリエーションを増やすことができるので、最終的にたくさんの種類のチョコレートを作ることができます。
・中のガナッシュは口どけよく柔らかく、表面のコーティングしたチョコレートはパリッとガナッシュとはまた違う食感で、2種類のチョコレートを楽しむことができました。
・トッピングで使ったフランボワーズフレークは少量でもほどよい酸味があるので、チョコレートの甘さとマッチしてとても美味しかったです。一番のおすすめトッピングでした!
・チョコレートの取り扱いは本当に難しかったです。
加熱しすぎたら分離する、溶けすぎていたらコーティングできない、固まり始めたら一瞬で固まってしまい使えなくなる・・・など・・・
でも安心してください、初めての人でも作れます!
1人だとある程度時間はかかりますが、ポイントを押さえておけば、かわいくて美味しい手作りチョコレートが作れますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
では、そのチョコレートを扱うポイントをお伝えしたいと思います。
〜チョコレートの取り扱い注意点〜
・溶かすときは湯煎で溶かします。直火にかけてしまうと間違いなく焦げます。
・7割程度溶けたら湯煎から外します。熱々に加熱しすぎるとチョコレートが分離します。予熱でも十分溶けますので、予熱を使って完全に溶かすようにしてください。
・コーティング用チョコレートは30〜35℃で使用する。40〜50℃ぐらいのお湯を入れたバットを横に用意しておき、チョコレートが固まりだしたら湯煎して細やかな固さ調整をしながらコーティングすると手際良くコーティングすることができます。
・アイシング用しぼり袋に入れたチョコレートはすぐに固まります。
多めに入れてもすぐに固まってしまうので、少しずつ入れてなくなったらその都度補充するほうが使いやすいです。
※スプーンで線状にかけたほうが早くきれいにできました。でも、モンブランのようなトッピングにするのであればアイシング用しぼり袋でしかできませんので、お好みで使い分けてください。
最後に
コーティング用チョコレートは固まっても、再度湯煎すれば問題なく使用できます。
このレシピだけではきれいに全部使い切ることはできませんが、余った分は違う型に流し込んで固めたり、チョコフォンデュ風にしてフルーツやマシュマロにつけて食べてしまえば、美味しく最後まで使い切ることができますよ!
楽しいバレンタインを! Happy Valentine!!
今後も不定期でいろいろなメニューをご紹介していきますのでお楽しみに!